研究と治療 脳深部刺激療法(DBS)

脳の深い部分に金属でできた電極を埋め込み、そこに胸部に埋込んだパルスジェネレーターから電気信号を送り込んで刺激を行います。脳回路の異常な活動を抑制し、症状を改善させます。疾患によって症状や手術の方法は異なるため、手術は症状に合わせて一人一人に合わせた治療を心がけています。現在、脳深部刺激療法はパーキンソン病、振戦、そしてジストニアに保険適用があります。

福岡大学病院脳神経外科では年間650件を超える手術を行っていますが、その中でも機能的疾患に対する治療(脳深部刺激療法を含む)の症例数が2015年以降増えてます(参照リンク:http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/neurosur/disease_list.html)。現在、福岡大学脳神経外科は、全国に40施設ある日本定位・機能神経外科学会の技術認定施設の内の一つに指定されており、他の施設の手術支援を行うこともあります。

パーキンソン病に対する脳深部刺激療法を受けた方々の経験談はこちらのホームページでご覧になれます(参照リンク:http://parkinson-dbs.jp/)。

現在進行中の臨床研究

  1. トゥレット症候群に伴う重度不随意運動症に対する脳深部刺激療法に関する前向き調査 (UMIN ID: UMIN000030592)
    https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000034933

    薬物療法などの通常治療に抵抗性のトゥレット症候群に伴う運動症状に対する脳深部刺激療法の治療効果を調査する研究です。

  2. 光脳機能イメージングによるパーキンソン病に対する脳深部刺激療法効果発現機序の解明
    https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000025100

    この研究では、Near Infrared Spectroscopy (NIRS) という機器を使用して脳の活動状態が手術前後でどのように変化するかを調べています。この研究の一部は2016年に論文として発表されました(研究業績のページ)。

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