研究と治療 機能的神経画像

私達のチームでは、脳の活動を主に Near Infrared Spectroscopy (NIRS, ニルス)という機器を用いて計測しています。手足を動かしたり考えたりするときに、脳神経が活動するためには血液中の酸素を消費しますが、この機器は近赤外光を用いて脳表面の酸素消費量を計測することができます。赤血球中のヘモグロビンという酸素を運んでいる物質が、酸素化ヘモグロビンから脱酸素化ヘモグロビンに変化すると同時に光の波長が変わるのを捉えます。この機器を用いて、ロボットリハビリテーションや脳深部刺激療法の効果について明らかにしてきました。現在も、この機器を用いて幅広い研究を行っています。

NIRS 機器の写真
島津製作所のホームページより転用)

他にも、MRIを用いて脳内の離れた場所をつないでいる神経線維を描き出し、その連結の強さを計測する研究も進めています。この技術を拡散テンソル画像と言い、脳卒中による脳損傷の度合いの評価や、脳深部刺激療法や脳腫瘍の手術の際にナビゲーションとして使用しています。このように、脳の中の解剖を明らかにするための研究も進めています。

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